2012年11月06日

「 メーテルリンク 」の「 テット 」

2008年12月12日(金)
横浜駅西口の岡野町交差点から、
西区公会堂へ右折する細道の手前に
「 メーテルリンク 」と言うケーキ屋さんが有る。
食事も出来るのだが、今日はケーキとコーヒーを頼んでみよう。

白いユニフォームを着た男性に
「 お勧めはどれ?」と訊いてみた。
「 お客様の好みはバラバラですけどね。
  最初に目に入ったのはどれですか?」
「 これ。 テット。」

普通、ケーキと言う物は、
全体の形が四角だったり、三角だったり
するじゃないですか。
まん丸のボール型の形に、先ず
目が行っちゃったんですね。
しかも二へドンが大好きな
チョコレートでコーティングされているのです。
お店の人のアドヴァイス通り、最初に
目が行った「 テット 」を注文してみました。

* テット ¥340.-
* ホットコーヒー ¥300.-

生クリームとメレンゲのボールをチョコレートでコーティングしたケーキです。
てっぺんには、黄色い金平糖が1つトッピングされています。
生クリームとメレンゲは、両方共柔らかいイメージを持った食材ですが、
このテットに使われている生クリームとメレンゲは固く丸められています。
しかし、食べにくい!!
フォークだけでは上手く切れず、手で押さえながらフォークを入れたので
手がチョコでベタベタになってしまいました。
ミルフィーユ以上に、人前で食べたくないケーキです。

ケーキの底の方から、子供向けのウィスキーボンボンのシロップみたいな
物が、じゅわーっと出て来ました。

「 テット 」と言う言葉は、日本では余り馴染みの無い言葉だと思いますが、
フランス語 tete で、「 頭 」と言う意味です。
なので、全部日本語で言うと、
「 今日はデザートに頭を食べたいので、頭を1つお願いします。」と
言わなければならないのです。
そう言えば、スイスにテット・ド・モワンヌ( tete de Moine )と言うチーズが有りますよ。
「 修道士の頭 」と言う意味ですが、日本語で言うと美味しそうじゃないな。
花びらの様に薄く削って食べるのです。 また食べたいなあ。
テットって、ワインや美容室の名前に使われたりしていますね。

テットを、1つ音を間違えると tit になっちゃうから、気をつけてね。
ん? tit の意味ですか? それは東京工学大学なんじゃない?( 笑 )

二へドンがこのお店に入ったのは14:15でした。
20席程のお店ですが、他にお客の姿は無く、
スタッフの1人はコートを着て店の外に出て行ってしまいました。
残ったスタッフは奥の部屋に入ってしまい、二へドンは放置プレイされました。
ちょっと寂しい気持ちを抱きながら、店内のBGMの
クラシックの室内楽の曲を聴きながら、ティータイムを過ごしたのでした。

***** 「 「 メーテルリンク 」の「 テット 」 」 ・ 完 *****  


Posted by ニヘドン at 19:14Comments(0)ケーキ