2023年01月27日

慶雲館のお部屋菓子「 山塩ようかん 」。

山塩ようかんby二へドン2023年01月17日(火)
山梨県にある西山温泉・慶雲館
に1泊しました。このお宿はギネ
スブックに「 世界最古の宿 」と
して登録されています。創業は
飛鳥時代と言う訳ですから、素
晴らしい!
写真のお菓子が、お部屋菓子と
して置かれていました。お部屋に
これ1つだけ置かれていて、箱が
無いので、栄養成分表示も分か
りませんし、メーカー名すら分か
りませんが食べてみましょう。
「 山塩ようかん 紫花豆入り 」
と言う商品名は分かります。
袋の中には、ちょっといびつな形
のようかんの塊が入っています。
大雑把なサイズは、2.5cm × 
3.5cm × 高さ3.0cm の大き
さです。1番下に紫花豆を丸ごと 
1粒使っています。
もし、1個のようかんを半分こ
する時には、縦半分に切って下さい。横半分に切ると、上の部分を選んだ人は、紫花豆が全く
入っていない事になります。 一口サイズで食べ易いのが良いですね。
山の恵みである山塩が味わい深い素朴な風味菓子です。
夏場だったら、冷やして食べれば美味しさもアップすると思います。

今回は詳細な栄養成分表示等を転記する事が出来ないので、一般的な事を述べたいと思いま
す。
花豆は、インゲン属の中の「 べにばないんげん 」の事を言います。 花豆は大きく分けて
2種類あります。 花の色が鮮赤色、または白色です。 赤花の子実は、紫色の地に黒色の
斑点が入っていて、紫花豆と呼ばれます。食用としての本格的な栽培が始まったのは、大正
時代に入ってから。 つまり、明治時代の人達は、花豆を使ったお菓子は食べていなかったと
言う事になります。 現在の主産地は北海道です。
一方、山塩は、と言うと、簡単に言うと、「 海ではなく、山で取れる塩 」と言う事です。
太古の昔、海底火山が噴火した時に、噴出した火山灰が固まりました。( 凝灰岩 )
その業界岩に含まれる海水の成分が高温の地下水に溶け込み、温泉として湧出しています。
その温泉水を煮詰めたものが、「 山塩 」なのです。 
つまり、海の無い地域では、貴重な塩なのです。 会津地方の山塩は、日本一値段が高いと
聞いた事が有ります。
二へドンは、その会津で、「 山塩ソフトクリーム 」とか「 山塩入りコーヒー 」とか経験している
ので、この「 山塩ようかん 」は、肝心の山塩の味の存在感が無かったのが、残念でした。

また、この商品は、OEM商品なので、他の地域の名前が付いていても、中身は全部一緒です。
二へドンが確認しただけでも、岩手、福島、草津で、同じ商品が売られています。
その地方の唯一無二のものを楽しみたい二へドンは、自分でお金を出してまでは買わない
商品でした。

特に情報は載っていないのですが、個包装の記載事項を転記しておきます。
【 表面 】
山塩ようかん
紫花豆入り

【 右側面 】
風味香菓

【 左側面 】
風味香菓

【 裏面 】
開袋の折に、中の水液がこぼれる事がありますので、御注意下さい。
↓ 切り口

*****「 慶雲館のお部屋菓子「 山塩ようかん 」。 」 ・ 完 *****


 
  


Posted by ニヘドン at 19:21Comments(0)和菓子