2008年05月04日

まくら木

とぅるさんからの贈り物。
中のお菓子の実力は、パッケージを開ける前に、分かる事がある。
中味が放っているオーラと言う物が、確かにある。
この 「 まくら木 」と言う名のついた生チョコレートも、箱の外に燦然とオーラを放っていた。
こういう格調高いオーラを出しているお菓子を手にするのは久しぶりである。
箱を開ける手が震えた。( だから中気じゃないってば!)
包装紙は、林の中の遊歩道の写真である。
早朝なのか、雨上がりなねか、うっすらと霧が降りているように空気が白っぽく見える。
木々の足元は草が生い茂っており、その草の中に、草丈しか無い小さな像が2・3、草に埋もれる様に点在している。
中央には蛇行した道。道は、まくら木を組み合わせて並べられている。
自分を、その写真の世界にワープさせてみる。
冷たい湿気のある空気に頬を撫でられた。
そこは人間の気配が全くしない。自分も人間であるに違いないのに、自分の気配すら感じられない。
肺が勝手に大きく膨らんだ。透明な空気が肺にいっぱい侵入して来る。
ビックリした。
この感触は一体何?
いつも国道沿いの有害物質てんこ盛りの空気を吸っているので、本来あるべきはずの姿の空気を吸うと、空気の清らかさに肺がチクチク刺される様な違和感を感じてしまう。

おっと! 夢想なんかしている場合では無いぞ!
余りにも美しい写真に、ついつい逝ってしまいましたぞ。( 笑 )

写真の右上には、「 中札内美術村 まくら木 」と書かれています。
側面には 「 クリームミルク生チョコレート 」と印刷されています。
包装紙を取り去ると、今度は箱が出てくるのですが、箱にも、包装紙と同じ写真がプリントされています。
蓋を開けると、おお!まさしく「 まくら木 」の形のチョコが、パズルの様に箱の中に収まっています。
うわあ。生チョコなんて、すごい久しぶりだぁ。
佐藤君も喜んだ。「 うわあ。生チョコなんて久しぶりたぁ! 」
こらこら。ニヘドンと同じ事を言うなあ!(笑)
早速1つ食べてみましょう。
1口サイズなのが嬉しいです。
ウホッ! 旨いわ!
そんじょそこらの生チョコと違いますよ。
世間には高級コンフェクショナリーの生チョコは色々有りますが、やっぱり六花亭ですよ。
チョコもやっぱり六花亭ですよ。
柔らかい味。チョコの練り加減も丁度良い。
堅過ぎず、柔らか過ぎず、美味い!!
もう3年程北海道には行ってないなあ。
六花亭は良いなあ…。箱の中にチョコの上に薄紙が置かれていた。
その紙には、こう書いてあります。
「 クリームミルク生チョコレート
中札内美術村
まくら木
日高山脈を眺めながら、帯広から車を走らせること四十分。
約六万坪の柏原生林に囲まれた中札内美術村が左手に見えて来ます。広大な敷地に点在するレストラン・美術館を結ぶのは、まくら木の遊歩道です。
昭和六十二年廃線となった旧国鉄広尾線のまくら木を使用し、広尾線の息吹きを今も伝えています。
中札内美術村のシンボルのひとつとなっている、このまくら木の遊歩道をクリームミルク味の生チョコレートで表現しました。





Posted by ニヘドン at 22:35│Comments(2)
この記事へのコメント
ニヘドンさん、記事にしてくださって恐縮です。

包装紙から味わって下さるとは、さすがですね。
包装紙にそんな世界が広がっていたのだなぁ・・・と今更ながら息子ちゃんに開けさせたことを後悔してます。(一瞬にしてビリビリに・・・)

今回「白い恋人」が、どの店も品切れとか入荷待ちとか張り紙がしてあって、驚きました。
こちらでも手に入るのでいつもは素通りするのですが、買えないとなると無性に欲しくなるのは不思議なもんですねぇ。
今頃は並んでいるかしら。
Posted by とぅる at 2008年05月16日 08:41
> とぅるさん。

   本当に美味しかったですよ。 ありがとうございました。
   二へドンは、もう長い事、北海道に行ってないなあ・・・・。
   行きたいなあ・・・・・・。

   白い恋人を作っている、石屋製菓のチョコレート・ファクトリーの大ファンなんですよ!
Posted by ニヘドンニヘドン at 2008年05月17日 01:56
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