2020年08月18日
「 パスカル・ル・ガック東京 」の「 パルフェ・フルーリー 」。

この日、浜松市では最高気温
41.1℃を記録する異常な暑さの
中、二へドンは赤坂辺りをうろつ
いておりました。 土地勘の無い
赤坂を、歩いた理由は、昼食の
後パフェを食べる為に目指した
お店が月曜日定休日と、お店の
前に辿り着いてから知る破目に
なったからです。 赤坂はエキサ
イティングな街ですが、道は意外
と細くて、高低差も有り、道が碁
盤の目の様に直角に交差してい
ないのです。 途中、高級マンシ
ョンの共用公園のベンチで死ん
だ様になった後、第2候補の「
パスカル・ル・ガック東京 」に行
きました。
ドアを開けて中に入ると、
「 ご予約のお客様ですか? 」
と言われ、「 いいえ。 」と答える
と、「 5時から予約のお客様が
来られるので、5時迄でお願いし
ます。 」 とテーブルに案内して
くれました。
玄関を背に左側がチョコレー
トの販売コーナー、右手のガラス
張りがキッチンです。 その中間
に挟まれる様にテーブルが置か
れています。 4人掛けテーブル × 2卓、カウンター席 2席のみの小さなイートインスペース
です。 2人掛け用テーブルも1卓有るのですが、現在はソーシャルディスタンスを取る為に
使用不可となっています。
「 PASCAL LE GAC chocolatier 」( パスカル・ル・ガック・ショコラティエ )のパフェは
「 Parfait Fleure 」( パルフェ。フルーリー ) 花開くパフェです。
Chocolais ( ショコラ )と Peche ( ペッシュ )桃の2種類です。
ショコラティエに来たら、やっぱり基本はショコラのパフェじゃない? と思いつつも、
いやいや、今の季節は桃しか無いでしょう! 因みに先客の女性はショコラのパルフェを
食べていました。 桃です。 桃に決めました。 ドリンク付きで 3000円( 税別 )です。
パフェの具材は、ラミネート加工したボードが、ちゃんとテーブルの上に乗っています。
上から順に
1. ホワイトチョコ
2. 桃のソルベ
3. クレームブリュレ
4. 桃
5. アプリコットのジュレ
6. 青りんごのジュレ
7. ヴァニラとホワイトチョコのクリームをサンドしたラングドシャ
8. ヴァニラのサブレ
9. セイロンティーのアイス
10. ヴァニラシュガーで作った桃のコンポート
11. ヴァニラとホワイトチョコのクリーム
12. セイロンティーのジュレ
これらがガラスの器の中に入っていると言う、マリー・アントワネットも納得してくれるに
違いない素敵なパフェです。
ガラス壁越しに、キッチンで私のパフェが徐々に出来上がって行く様子をチラ見して
おりました。
1番上のホワイトチョコの「 花 」を「 つぶしながら食べて下さい。」との事。
中にスプーンを入れる為に、一応バリバリとフタを破る様な感じで潰してみましたが、
余り細かく砕かずに、ホワイトチョコレートの花びらは1枚ずつ手で掴んで食べました。
二へドンは、あんまりめったやたらとチャンポンにするのは好きでは無いのです。
カレーライスも、ライスはライスで食べて、カレースープはスープで別々に食べます。
よく1番最初に器の中のライスとカレーを全部かき混ぜてぐちゃぐちゃにしてから
徐に食べ始める人、いるじゃないですか。 二へドン、それは No thank youです。
「 花 」のホワイトチョコは美味しいの何のって! 甘さは控え目です。
チョコレートを手でつまんでも溶けないのに、口の中に入れると、みるみる溶けて
行きます。 パフェと共に提供されたのが木のお匙1本だけ。 厚味が有るので、
桃を掬おうとすると、桃が逃げて、他の食材もかき混ぜてしまう事になるので、
フォークも付けてくれると、食べ易いと思いました。
今度行ったら、フォークを所望しよう。
1番下のセイロンティーのジュレは、高級コンフェクショナリーのセリーの味です。
滅茶、セイロンティーの味がする。 ぽわ~ん。
桃のソルベも、まるでキンキンに冷やした桃を、そのまま食べているかの様な
果実感が凄いです。 アメリカのパフェは、とにかく最初から最後まで甘いだけ。
食べ終わった後は、水を何リットルも飲まないと居られない程、食後感が不快ですが、
「 パスカル・ル・ガック 」のパフェは、天然の味わいが生きていて、後で喉が渇く
事は全く有りません。
使われている桃は、山梨県産の「 浅間白桃 ( あさまはくとう )」との事。
瑞々しくて、果物の女王の名に相応しい美味しさ。 何、この滑らかな甘さ。
桃は、1週間位で仕入れが変わるので、次に来た時には桃の種類が変わっているかも、
とスタッフに言われました。
「 浅間白桃 」で良かった。 この桃、もしかしたら日本から無くなってしまう桃なんです。
山梨県で生まれ育った桃なんですが、収穫時期が07月下旬から08月中旬なんです。
つまり、お中元ギフトのラインナップに乗せる事が出来ないんですね。
お中元ギフトに乗せられれば、高値で売れるので、それだけ農家の収入になります。
でも、収穫が遅くて高値をつけられないと、どんなに美味しくても農家の収入にならない
ので、農家の人は、商品として作るのを止めてしまうのです。
「 浅間白桃 」の特徴は、「 緻密な肉質、果汁の多さ、糖度の高さなど、
全てにおいて最優良品種と、この業界では言われています。」
浅間白桃はネット通販でも購入出来ますので、是非、1人でも多くの人に、
この美味しさを知って貰いたいと思います。
昨日ネットで調べたら、1.5 kg ( 5~8 玉 )で¥4,980.- が相場の様です。
病虫害に弱い品種なので、「 今年は販売を中止している 」と言う業者もありました。
桃が終わる10月頃からは、ぶどうのパフェに替わる予定です。
桃のパフェを食べたい人は、急いで食べに行って下さいね~。
「 パスカル・ル・ガック東京 」は、パリ本店に次いで世界2号店として赤坂にお店を
出しました。 建物の外観は、パリ本店をそのまま踏襲した構えです。
清潔そうな真っ白な壁に、真っ白なテーブルの面。
ソファー席の座面と背面は、グレー。 椅子は黒にも見える、濃いグレーです。
BGMはピアノ曲が流れていました。
いつか、パリ本店にも行ってみたいですよね~。
飲み物はホットのアールグレイをストレートでお願いしました。
味はパフェと同じく、まろやかでした、 パリの紅茶って、香りがきつい物が多いのですが、
つんとするアールグレイ特有の臭いが有りません。
パフェも紅茶も、フランスのティーサロンと言うよりは、懐石料理の雰囲気が如実に
感じられます。 日本人の味覚にとても合います。
ティーカップやお皿にはレモンの輪切りの様な可愛らしいロゴマークがプリントされて
います。 サロンで使用する食器は、ノリタケとコラボレーションしたオリジナルデザインの
テーブルウェアです。 カップ&ソーサーは店頭でも販売されています。
ティーポットは真っ白で、ポットの下には木製の丸いコースターが敷かれています。
1度に3組しか入れないので、後から来たマダムは、次は17:00からなら席を取れると
言われ、残念そうに帰って行きました。 遠くからお出掛けになる人は、予約電話をして
おくと安心です。 チョコのパフェを食べていたおネイさんが帰った後、ガラの悪い
Tシャツ親爺が入って来て、「 美味しそうだな。」 等大声でがなり立て、
勝手にテーブルに座ってしまいました。 ガサツな言葉使いでスタッフに対して
横柄な態度を見せます。 感じ悪い。
赤坂って、割と品の無い奴が多いわね。
二へドンがパフェを食べている間、チョコを買いに来た男性が3人いるんだけれど、
何れもTシャツとバミューダパンツみたいなラフなスタイルでした。
これ、東京の特徴ですね。 先月TVを見ていた時に、茨城県の女の子達がインタビューに
答えていました。 曰く「 あたし達は、近所のモールに行く時にもすっごくお洒落して
行くのに、この間渋谷109に行ったら、東京の人が皆、ヨレヨレのTシャツとかサンダルを
履いて来ていて、全然お洒落していないのに、ビックリした。」 wwww
ところで、感じの悪い親爺も、桃のパフェを頼んだのですが、パフェを持って来た
スタッフが説明の時に「 山梨県産・白鳳です。」 と言っていたのを、
二へドンはダンボの耳で聞いてしまいました。
え!? 桃の種類、1週間毎に切り替わるんじゃなくて、もう切り替わった!?
因みに「 白鳳 」と言う品種は、現在山梨県で最も生産量が多い物です。
白色で、果汁が多い果肉で、酸味は少ないです。
「 白鳳 」は存続の危機には無いので、いつでも何処でも食べられるので、
二へドンは「 浅間白桃 」で良かった。
お会計は、伝票を持って、チョコレート売り場でお支払いです。
レジ担当の男性スタッフが、「 パフェは量が多いですが、大丈夫でしたか?」と
聞くので、「 大丈夫です。 あたしは2つ食べても大丈夫です。」 と答えて
おきました。 スタッフは親切で、右手に見本が置いてあるフラッペ( 600円 )
「 店内ではお召し上がり頂けなくて、持ち帰り専用なんですけど、こんな商品も
ございますので、また是非どうぞ。」って言ってくれました。
プロだよね。 さり気なく商品PRもしてみせる、素晴らしいスタッフだよ。
ああ、赤坂がもっと自宅の近くに有ったらなあ・・・・・・。
赤坂に引っ越すかね? (笑)
お会計は、税込み ¥3,300.-でした。
16:23 パスカル・ル・ガック東京を出ました。
【 SHOP DATA 】
店名 : パスカル・ル・ガック 東京
住所 : 〒107-0052 東京都港区赤坂2-12-13
TEL : 03-6230-9413
営業時間 : 10:00~20:00(LOは19:30)
※土曜日、祝日 10:00~18:00(LOは17:30)
定休日 : 日曜日
アクセス : 東京メトロ千代田線 赤坂駅 2番出口徒歩5分
銀座線・南北線 溜池山王駅 11番出口徒歩1分
*****「 「 パスカル・ル・ガック東京 」の「 パルフェ・フルーリー 」。」 ・ 完 *****