2021年04月11日
最初で最後の「 コアラ 」。(涙)

(火) 何処で買っ
た物か、覚えていない
のですが、午前中に山
形県酒田市の山居倉
庫に行ったので、多分
そこの売店で買ったと
思います。 商品名が
凄いんですよ。 「 フ
レッシュな和菓子コア
ラ 」ですからね。
パッケージにコアラの
顔が 印刷されていま
すが、お菓子の本体に
は全然コアラの顔が有
りません。 残念。
人形焼きみたいにコア
ラの形で有って欲しか
ったです。 アルミ箔
で包まれていて、剥が
すのがちょっと面倒で
す。
昔懐かしいお饅頭
の卵餡をココア味のス
ポンジで包んでいま
す。 これ、洋菓子じ
ゃない? (笑) でも、メーカーが和菓子だと言っているのだから、和菓子なのでしょう。
餡の分量が多過ぎて甘いだけのお菓子、と二へドンの取材ノートに書いてあります。
いつも二へドンはブログに記事を載せるまでは、お菓子のパッケージは取っておきます。
そこにメーカー名や住所や成分表示等、ブログ記事に載せたい情報が書かれているからです。
今回、包装紙が見当たらなかったので、ネットで探しました。
或る方のブログには、木村屋のお菓子と書いてありました。
山形県鶴岡市に、約130年前に木村屋総本店から暖簾分けを許された
「 つるおか菓子処 木村屋 」さんが有るのです。
ところが木村屋のホームページをいくら探しても「 コアラ 」なる物が見つかりません。
とうとう木村屋に電話して「 コアラと言うお菓子を作ってますか? 」と聞いちゃいました。
返事はNOでした。 ええ? どういう事? 更に調査を進めると、この木村屋のコアラと
言うのはてんでガセだったと分かりました。
正解は「 小松屋 」だったのです。
幾ら素人が書くブログだからって、情報は正確でないと駄目ですよね。
わざわざ山形まで電話をして良かった。
小松屋は山形県の酒田湊今町で天保3年( 1832年 )に創業した老舗です。
呉竹羊羹や呉竹最中が有名な和菓子屋さんだったのです。
で、件の商品が何故コアラかと言うと、1984年に親善大使としてオーストラリアから
コアラがやって来ました。 その来日を記念して販売されたものだそうです。
2015年当時まで、ずっと31年も販売が続けられていたのですね。
更に調べて行くと、大変な事態となっておりました。
令和元年( 2019年 )07月22日小松屋は破産手続きの末、事業停止していました。
創業から187年の歴史に幕を閉じたのです。
187年の歴史を続けられない、今の日本の世の中って何!? 愕然としました。
多くの日本人が明治維新後、西洋の文化や食生活に慣れ親しむ様になりましたが、
西洋文化や西洋の国々に尻尾を振り続けて来て、今や欧米諸国でヘイトの対象に
なり、謂れ無き暴力を受けているなんて洒落になりませんよね。
もっと自分達の国の庶民の歴史を残していきませんか?
と言う訳で、これからは二へドンは和菓子にウェイトを置いて、ブログで紹介をして
行きたいと思います。
もう、このコアラを食べる事は出来ないのです。
あの時食べたコアラが最初で最後のコアラとなってしまったのです。(涙)
*****「 最初で最後の「 コアラ 」。(涙) 」 ・ 完 *****