ドンドン村のお菓子な部屋

2021年09月23日(木)
9月と10月は東京駅八重洲口でお仕事をしています。最初は毎日八重洲でランチを楽しめると
期待していたのですが、休憩時間の関係で毎日自作のお弁当になっています。
ならば！ならば！モーニングに勝負を掛けます！！️
と言う訳で今朝利用したのが、八重洲地下街に有る「　アロマ珈琲　」でした。
入り口から数段の階段を下りた所にフロアが有ります。4人掛けテーブルが20卓、
2人掛けテーブルが２卓程有ります。入り口に手指の消毒剤は置いてありますが、
感染対策の仕切りのアクリル板等は一切有りません。（笑）
祝日の午前08:10と言う時間に入ったのですが、店内はほぼ満席でした。
1種類だけの「　モーニングセット　」　￥ 550.- を頼みました。
厚切りトースト、ゆで卵、マーガリンと苺ジャムの小皿、あんこの小皿とドリンクの陣容です。
ドリンクはアロマブレンドのみで、100円プラスすると、他のドリンクにチェンジ可能。

トーストは、深窓の令嬢育ちの二へドンがかぶりつくには、ちょっと厚過ぎな程のジャンボサイ
ズ。　嬉しいあんこに、「　あれ？　ここ、名古屋だっけ？　」と思ってしまいました。
アロマブレンドは、深入り豆のコクが有りながら、明るく前向きな気持ちになれる味でした。
普通の喫茶店の「　ブレンド　」は、「　誰からも文句を付けられない様にした　」感の有る、
無難にブレンドし過ぎて、味が濁ってしまったコーヒーの味わいのものが多いと思うのですが、
一直線に明るい味に元気出ました。　仕事の前には必ず飲みたい味のコーヒーです。

モーニングセットは毎日楽しめます。
平日と土曜日は、07:00～12:00。
日曜日と祭日は 、07:30～12:00。
サイフォンで淹れてくれる美味しいコーヒーは、お替り自由です
カウンターの向かいの壁には棚が設えられており、サイフォンコーヒーの器具や、
コーヒーミル、ガラス容器に入ったコーヒー豆が、ずらりと並んでいます。
その雰囲気は理科準備室です。（笑）

二へドンが座ったテーブルの近くに瓶ビールの入った業務用冷蔵庫が有り、上部に
「　珈琲冷菓　」と書いて有ります。　これが昭和感を盛り上げているな～。
店内 BGM　は80年～90年代のアメリカンポップス。
今、掛かっているのは、「　フットルース　」。懐かしいなあ。　英会話スクールのクラスメイト達と
一緒に映画を見に行ったな～。
販売用煙草のプラケースの上には、煙草のヤニで全身タール色に染まった「　姫だるま　」　通常、男女1対になっていると思うのですが、姫が1体だけでした。
タール色の姫だるまの凄みを見たい人は、この店に来た方が良いですよ。

この店のテーブル配置を見ていて、或る事にぼんやりと気付きました。
「　あたし、この店に以前来た事が有るかも・・・・？　」
1番記憶を刺激したのが、入り口のドアから下りる数段の階段です。
駅の地下街にしては、面白い造りになっていますよね。
二へドンは20代の頃、銀座の事務所でOLをしていたので、定期券で途中駅で下りられる強み
で、あちこちの駅で降りては、買い物や飲食を楽しんでいました。　東京駅八重洲地下街も
庭みたいなものだったのです。　その当時、このアロマ珈琲を利用した事が有る筈なのです。
全く覚えていないのですが、入り口の階段は二へドンの記憶の中に有るみたいです。
お会計の時に、「　このお店、何年前から有るのですか？　」と訊いてみました。
「　1970年創業なので、もう50年になります。　」
やっぱり！　だったら20代の頃の二へドンが利用していても不思議は有りません。
当時はスマホもデジカメも無い時代だったので、遠くに旅行に行った時でもなければ、
飲食物の写真なんて撮りませんでしたからね。　
何ともはや、二へドンの若かりし頃の喫茶店が、まだ元気に営業を続けている姿を見て、
感動しながら、08:40 にアロマ珈琲を出て仕事に向かいました。

＊＊＊＊＊「　昭和レトロな「　アロマ珈琲　八重洲店　」。　」　・　完　＊＊＊＊＊