2010年02月14日

カトリーヌ・ド・メディチの「 シブスト 」

2009年12月18日(金)

伊藤まく氏が神楽坂 Explosion でライブをするので聞きに来ました。
神楽坂に来るのは何十年振りって感じです。
美味しいケーキのお店はないかなぁ…?
賑やかな神楽坂の通りを歩いて行くと、おお!
マンションの片隅にケーキ屋さんを発見!
東京メトロ・神楽坂駅の1番の出口を右方向に行って1〜2分の所に有ります。お店の名前が凄いですよ。
「 Catherine de Medicis 」( カトリーヌ・ド・メディチ )。
うーん。お店の名前だけで高級感たっぷりだ。
果たしてニヘドンのお財布で支払いが出来る店なのでありましょうか!?

ガラスの扉を手前に引くと、販売カウンターと、18席だけの小さいお店です。

お客さんは誰もいません。
老夫婦が営っている店です。
ニヘ 「 何時までですか? 」
お婆 「 ケーキですか? 」
ニヘ 「 はい。食べていきたいんですけど。」
お婆は顎で座席を指し示しました。

( 感じ悪いなあ…。)
お爺がメニューを持って来ました。
「 はい、どうぞ。」
お爺はテーブルの40cm上の高さからメニューを投げ付けて来ました。
へ!? ( * _ * )
唖然。呆然。
ニヘドンは今でこそ没落した家の奥様をしておりますが、こう見えても一応 「 お姫様育ち 」なので、こういう仕打ちには免疫が無いのです。
( あの〜。頑固親父のラーメン屋じゃないんですから…。)

ニヘ 「 シブストとブレンドをお願いします。」
お爺 「 コーヒーですか? 」
ニヘ 「 はい。」
( ここはケーキ屋さんでしょ!?
コーヒー以外にブレンドって有るの? )

お爺さんもお婆さんも2人共、超・態度が悪いんだけど…。
普通、「 Catherine de Medicis 」と云う店名だったら、メディチ家秘伝のスイーツみたいなゴージャスな味わいのケーキを出す店とか、
お客さんがメディチ家のリッチな雰囲気を楽しめる店とか、
そう云う意味のネーミングだよねぇ?
この店は多分お店のオーナー夫婦がメディチ家の人々の様に横暴だと云う意味のネーミングなのでありましょう。

シブストは 399円。
ブレンドは単品は 683円ですが、ケーキと一緒だと 409円になります。
計808.ーですから、ケーキセットが808円なのは、首都圏の相場から言うと
妥当。 でも、この早朝の市場の様なサービスは・・・・・・・・・。

店内にはクリームの甘~い匂いが立ち込めています。
この甘い匂いの充満する中にわが身を置くって、なかなか幸福です。
お! シブストが来ました。
2mm程度の薄い生地の土台にに、すぐりのシロップ漬け、生地、カスタードクリーム、
が下から積み上げられて行きます。
1番上にはカラメルがとろ~り。
美味い! 甘さが丁度良い。 美味い! 職人技だ!!
あのお店の老夫婦の接客態度だけ見てたら、
「 こんな店2度と来るか!! 」 って思っちゃう所ですが、
この美味なる味わいを知ってしまうと、また来ちゃうなあ・・・・・・・・。

コーヒーは水っぽい。 むむ。
量も少なく、これで単品683円は幾ら何でも高いなあ~。

「 カトリーヌ・ド・メディチ 」というお店の名前から想像すると、
店内のBGMは、クラシックが当たり前だと思うでしょう?
やっぱりヴィヴァルディだよね?  スカルラッティもいいなあ。
しかし、現実は、J-wave のラジオ番組を掛けているのです!!
丁度時間は18:00になり、DJ 秀島史香の「 Grooveline 」が始まりました。
秀島史香嬢は、もともと好きなDJですが、この日のトークも最高に面白く、
思わず耳をそばだてて聞いてしまいましたよ。
音楽は小田和正の「 まっしろ 」 なんかが流れて来ました。

お店の1番奥の3人掛けのテーブルは予約席の札が置かれ、
生の大きな透かし百合(黄)とグラジオラス、猫柳、カーネーション(ピンク)の
投げ入れが飾られていました。 大きな花瓶です。
百合は1輪 1,000円はするでしょう。 花はつぼみを含めて8輪付いています。
〆て8,000円。
他の花と合わせても、12,000円は下らない筈ですよ。
コーヒーの値段を高く設定して、花を買っているのかな?

二へドンの席の左手の壁には、「 リスボンの朝 」 と銘打たれた水彩画が
掛けられています。 製作者は KIICHI SUZUKI だって。

東京のお店には珍しく、店内は全席禁煙になっています。
各テーブルには、「 店内では携帯電話の使用はご遠慮下さい。」 と
書かれた黄色いテープが貼られています。
黄色いテープ・・・・・・・・・。 工事現場や犯罪現場じゃ無いんだから・・・・・・。
「 カトリーヌ・ド・メディチ 」なんでしょ。 ここは?

東京・神楽坂にある、ケーキは美味しいが、異次元的な
「 カトリーヌ・ド・メディチ 」でありました。

二へドンが店を出ると、もう外には「 閉店 」 の札が出されていました。

***** 「 カトリーヌ・ド・メディチの「 シブスト 」 」 ・ 完 *****




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Posted by ニヘドン at 18:11│Comments(0)ケーキ
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